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ドロップシッピングとは?「在庫なし」で始めるネットショップ開業方法

更新日 2024年4月11日(公開日 2020年11月24日)

ドロップシッピングとは?ドロップシッピングの始め方

ネットショップで売れる商品アイデアはあるけれど、在庫を抱えるのはリスクが高い...と悩んではいませんか?


近年主流になってきているドロップシッピングなら、在庫を持たずに開業し、ネットショップが作成できる、EC ビジネスの手法の一つです。在庫を抱えるリスクや、商品開発の時間をかけずに、初心者でも手軽にネットショプが始められます。

この記事では、今からドロップシッピングを始めてみたいという方に向けて、ドロップシッピングの仕組みや始め方、商品の仕入れ先などをまとめて紹介します。


また、ビジネスを始める前に知っておきたいリスクや、導入する際のポイントを押さえて、効率的に売上を伸ばせるブランドを立ち上げましょう。


目次

01.ドロップシッピングとは?


ドロップシッピングとは、在庫を管理せずに商品を販売できる小売業者向けのネットショップ運営方法です。

在庫管理や商品開発、梱包、発送までベンダー(ドロップシッピングプラットフォームや卸業者が行う、受注から配送までの一連の業務を委託できるサービスの一種です。


ドロップシッピングの仕組み

従来型のオンライン小売サービスと異なり、ショップ側が注文処理する必要がないのがドロップシッピングの特徴です。

卸売業者やメーカー側にとっても、ドロップシッピングをしてもらうことは利益になります。

また、ドロップシッピングにより、消費者は欲しいものが見つけやすくなることや、支払い方法の選択肢が増えるなどのメリットを受け取ることができます。



02.個人でも無料で始められる!ドロップシッピングの仕組みと3つの販売方法


ドロップシッピングの基本的な流れは以下のようになります。

  • 商品を選ぶ 卸業者から商品を調達、またはドロップシッピングサービスを利用。

  • ネットショップに商品を同期し、価格を設定する 販売する商品のラインナップと販売価格を設定。

  • 顧客から注文を受け付ける 顧客は商品を買い物かごに入れ、購入手続きに進み、サイト上で支払いを完了。

  • 顧客からの注文をベンダーに転送する 顧客からの注文内容と配送情報の詳細をドロップシッピング業者に転送し、顧客に代わって代金をベンダーへ支払う。

  • ベンダー側で注文処理し、商品を発送する ベンダーがあなたに代わって顧客へ商品を発送。配送状況はシステム上の追跡番号で確認できるので、顧客に知らせることもできます。ホワイトラベルの配送に対応している業者の場合は、梱包パッケージを自身のオリジナルブランド名義で発送できます。

ドロップシッピングで商品を販売する方法は、どのような方法で商品を仕入れるかるかにより異なります。


1.オリジナルグッズ販売・オンデマンド印刷


目の前の方法は、オリジナルグッツの印刷・販売・発送までしてくれるオンデマンド印刷業者を利用することです作成したご自身のネットショップでオリジナルデザイン商品を販売し、ユーザーが購入した分だけ商品がプリント・発送されるため、在庫を抱えるリスクがありません。


2.ドロップシッピングサイト(DSP)・ネット卸業者


二つ目の方法は、ドロップシッピングサイト(DSP)に登録することです。


自社のネットショップで販売するためには、付加価値をつける必要があるでしょう。


3.自社ネットショップを使いこなすメーカー・卸業者から直接販売


もう一つの方法、直接メーカーに問い合わせ、自身のネットショップで販売する許可を取り付けることです、しかし、企業にとって、販売実績のない個人と契約することはまず難しいでしょう。


卸売サイトと連結してドロップシッピングサイトを運営する


03.メリットとデメリット


ドロップシッピングのメリット

  • 手軽にオンラインストアの運営を開始 ドロップシッピングを活用すれば商品の仕入れに悩むことはありません。販売したい商品を選び、決済方法を追加するだけでショップが開設できます。

  • もっと多くの商品を取り扱える 自分で商品を制作する必要がなく、在庫の保管場所を用意しなくて良いため、商品を限定する必要がありません。大きな家具・インテリア雑貨または、流行の移り変わりが早いファッションも販売することができます。

  • 初期費用を最小限に抑え、在庫を持たずに始められる 商品の製造・在庫管理はすべて卸業者やドロップシッピング業者が行います。そのため、ショップオーナーは Web サイト管理とマーケティングに専念できます。

  • 居住する地域にかかわらず、どこからでもショップを運営 インターネットに接続さえできれば、どこからでもドロップシッピングビジネスを始めることができます。利用する DSP やベンダー によっては、海外へのドロップシッピングも可能です。

  • 様々な商品を試しながら、流行に合わせて在庫をすばやく調整 ドロップシッピングサービスを通して商品を調達するため、在庫を気にせず商品ラインナップを柔軟に組み替えることができます。売れ行きの良くない商品など、在庫の心配なく他の商品に簡単に差し替えが可能です。

ドロップシッピングの4つのデメリットと注意点

  • 商品品質を完全に把握・管理することが難しい 単独の卸業者と直接取引している場合は品質リスクの回避が難しくなる場合も。信頼できるベンダーを探すなら、 Printful のようなドロップシッピングサービスを利用すると良いでしょう。

  • カスタマーサービス・クレーム対応 販売する商品を実際に見たことがあったり、特に詳しかったりする場合を除いて、商品の詳細に関する質問に答えにくいかもしれません。この場合は販売元に直接問い合わせて確認するようにしましょう。

  • 返品・交換のリスク 仕入れ先によっては返金処理をショップオーナー側で行わなければならない場合もあります。

  • 競合の多い商品は、品切れになりやすく利益率が低い ベンダーや卸売・DSP業者から商品を仕入れる場合、人気商品はすでに大手ネットショップで販売されている可能性が高くなります。そのため、品切れしやすく、競合他者と商品が被ってしまうことも。また、ドロップシッピングでは仕入れ値が決まっているため、競争に勝つために安売りをすると利益率が低くなってしまいます。

ドロップシッピングを始める前に、どのような商品を販売するか戦略をたて、消費者の需要を研究しましょう。



04.ドロップシッピングの始め方


ネットショップを作成する


ドロップシッピングビジネスを始めるにあたり、まず必要となるのがネットショップです。Wix なら、100 種類以上のネットショップ向けテンプレートが揃っているのでお好みのものを選べます。ネットショップを作成したら、顧客に覚えてもらいやすい独自ドメインを登録しましょう。


売りたい商品を決める


販売できる商品は、数百種類、カテゴリだけでも数百種類はあります。


まずは、少し対象範囲を狭めて自分のこだわりを掘り下げてみましょう。特定のオーディエンスに好まれるニッチな商品を思い浮かべてみてください。ターゲットは釣り好きの人たちでも、ポップミュージックのファンでも構いません。Google トレンドなどのツールや売れ筋商品の一覧などを活用して、あなたがターゲットとする買い物客の興味を探ります。まずは顧客が買いたいと思う商品に的を絞り、その商品を扱っているベンダーを見つけて販売をスタートしましょう。


トレンドに即した商品は売れやすく、利益も高い商品となり得ます。


ベンダーを探す


卸売業者と個別に取引を行うには、業者選びのために徹底的なリサーチが必要です。コアな商品を取り扱うなどでどうしても単独業者から商品を調達したい場合は、まずGoogle で「ドロップシッピングに対応した」「信頼できそうな」卸売業者を検索してみましょう。他のショップからの好意的なレビューがあるかどうかも参考になります。


ベンダー選びのハードルを下げたい、また商品バリエーションを広げたいという場合は、ドロップシッピングサービスを活用してみましょう。


また、オンデマンド印刷サービスを利用して独自のブランドをオリジナルグッズとして商品販売することもできます。オンデマンド印刷はドロップシッピングの一種で、商品のフルフィルメント(注文処理)と配送はベンダー側で行われるほか、商品にカスタムデザインを施すことができます。ショップオーナーは商品を選んでデザインやロゴを追加し、ネットショップに商品詳細を同期するだけなのでとても簡単です。


ネットショップに商品を追加する


売りたい商品が決まったら、あなたのネットショップの商品情報を編集しましょう。


次に、商品の価格と配送ルールを設定します。


サイトを訪れた人が「欲しい商品」に確実にたどり着ける工夫も必要です。


ビジネスを宣伝する


作成したネットショップにドロップシッピングの商品を同期したら、次はマーケティングです。


ここで実践したいのは以下の5つです。


ブランディング

ブランドのアイデンティティを確立するために、一貫したカラースキームを使用することが大切です。シンプルかつ記憶に残るロゴの作成や、Web コンテンツには顧客にとって価値のあるメッセージを伝えるなどしてブランディングを高めます。


SEO(検索エンジン最適化)

より多くの顧客があなたのネットショップを Google 検索で見つけることができるよう、SEO 対策を施します。ビジネスに関連するキーワードを絞り込んで、ネットショップ内のページやブログ記事などのコンテンツに盛り込みましょう。


メルマガ配信

メルマガ購読者へ割引などの特典を配信し、購買意欲を刺激しましょう。Wix では、メルマガ配信はもちろん、カートに商品が入ったままの顧客へリマインダーメールを自動で送信できるオートメーションツールの利用も可能です。


SNS 連携

ソーシャルメディアを集客や販促の目的として活用します。商品の写真、宣伝動画、カスタマーレビューなどのコンテンツを投稿してユーザーの興味を引き付けましょう。


有料広告

Facebook、Instagram、検索エンジンに有料広告を出稿し、より広範囲の見込顧客にリーチしましょう。


広告やマーケティングで集客


05.ドロップシッピングで利用できるオンライン卸売・仕入れ先4選


DSP(ドロップシッピングプラットフォーム)は、商品納入業者や卸売業者(以下、サプライヤーとショップをつなぐビジネスです。


家具専門のオンラインショップ。無料の会員登録を済ませることで、会員限定の卸価格・ネットショップで利用できる商品画像のダウンロードが可能になります。


ドロップシッピング業界では、名前の知れたサイトが約30万点の商品を取り扱っています。


韓国や中国のレディースファッションを取り扱う仕入れサイトです。


雑貨から電化製品など、さまざまな商材を取り扱っている仕入れサイト。約 5000 の問屋・卸売会社などのサプライヤーが数多くの商材を掲載しています。ドロップシッピング可能な商品を探す場合は、「販売後注文可」の商材を選択することで絞り込むことができます。詳しくは、NETSEAの説明をお読みください。

アメリカを拠点とするDSPです。WIx ストアと連結すると、自動的にWix ストアに追加して販売することができます。

国内製造拠点を有する、オンデマンド印刷のDSPです。登録料・月額費無料で、受注後制作のため、初期投資ゼロでドロップシッピングが始められます。アパレルやイヤフォンケース、エコ商品など 約430 種類の製品から商品を選択することができます。


(注)ご利用になられる前に:ドロップシッピングでのご利用については、各社の規定・ルールをお読みください。




06.ドロップシッピングのよくある質問


ドロップシッピングは合法ですか?


ドロップシッピングは完全に合法なサービスです。ベンダーからの承諾を得た上で商品を販売するシステムなので安心です。ただし、必ず正当なマーケティングを行い、特定商取引に関する法律など順守すべきルールは徹底しましょう。


ドロップシッピングで収益を上げるコツは?


ドロップシッピングを利用する際は、コストと収益のバランスを考える必要があります。


ドロップシッピングでスマートに利益を得るコツは、競争力を保つことです。


ドロップシッピングに必要なコストは?


ドロップシッピングビジネスをはじめる際に最低限必要なコストは主に3つあります。


Wixの場合、ホームページで月額料金を抑えてネットショップを開設することもできますが、月額1,800円~3,800円(税別)でEコマース専用プラン「ビジネス&Eコマースプラン」をご利用いただけます。


ネットショップの作成だけでなく、商品、受注、配送料や消費税の管理など、ショップの運営とビジネスの成功に必要なツールがたくさん備わったプランです。



ドメインの種類に応じて500円~2,000円程度。 Wix ならプレミアムプランにアップグレードすると初年度のドメイン費用が無料になります。


Wixのビジネス&Eコマースプレミアムプランには本格的なマーケティングツールの利用が含まれています。


ターゲット層に絞って広告を最適化できる Facebook 広告は、月額 79 ドルから広告出稿が可能です。


ドロップシッピングを始める価値はありますか?


ドロップシッピングは販売商品の仕入れ数に縛りがなく、在庫ゼロでショップ運営を始めることができ、そのため、少額の投資で、最小限のリスクでネットビジネスに参入できます。



07.売れた後のプロセス


あなたのネットショップではじめて商品が売れたときのことを想像してみましょう。


まず、注文が入る次第、注文情報をベンダーへ転送する。


多くのドロップシッピングサービスはホワイトラベルに対応しており、あなたのオリジナルブランド名義で配送を行うことが可能です。


まとめ


個人でネットショップを開業したい、在庫リスクを抱えずに手軽にネットショップで販売したい場合には、ドロップシッピングを検討しましょう。



そして、ネットショップの作成と管理を簡単にするために、Wix Eコマースを活用することをお勧めします。Wix Eコマースを使えば、魅力的なオンラインストアを簡単に設計し、ドロップシッピングビジネスをスムーズに運営することができます。今すぐ Wix Eコマースで、あなたのビジネスの可能性を広げましょう。



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Miyuki Shimose

編集者:下瀬みゆき

SEO & ブログコンテンツマーケター

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