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Brandon Miller

自動車用オペレーティングシステム(OS)の将来展望に関するマルチクライアント調査


ソフトウェアディファインドビークル (SDV)の重要な構成要素はオペレーティングシステムであり、エンドユーザーにどのような機能を提供し、どのように体験させるかを決定するとともに、OEMがSDV戦略全体の基盤を形成するのに役立ちます。SDVに特化した車両オペレーティングシステムのエコシステムが、新システムやパートナーシップ、独自ソリューションなどの発表を通じて拡大し続けている中、独自のSDV戦略を構築しているOEMは、この戦略だけでなく、SDV自体の開発、展開、継続的なサポートにも影響を与える選択に直面しています。

 

SBD Automotiveでは、こうした課題を克服しSDV戦略を加速させるOEMとサプライヤを支援するために、マルチクライアント調査「自動車用オペレーティングシステム(OS)の将来(仮題)」の実施を企画しています。この調査では、OSの調達、機能、およびライセンスに関するOEMの将来の方向性を予測し、各アプローチの利点と欠点を明らかにします。この記事では、本調査の概要をご紹介するとともに、SDVに取り組むOEMおよびサプライヤへの主なメリットや、調査への参加方法をについてご説明します。


プロジェクト/調査スケジュール


  • 8月下旬~9月下旬:プロジェクト確定

  • 10月上旬:調査開始にあたってのWEB会議、インタビューについてのリクエスト聴取

  • 10月中旬~下旬:報告書作成、関係者へのインタビュー

  • 11月初旬:レポート納品、約1時間のワークショップ


 

調査概要


本調査では、OSソーシングに向けた様々なアプローチに焦点を当て、OSのソーシング計画(パートナーシップの選好やモデルの違いに基づく)を策定している企業から、オープンソース戦略に対応できる多様な商業モデルを開発している企業、ソフトウェア開発の観点から何をインソースし、何をアウトソースするかを決定している企業まで、車両OSに関する取り組みの様々な段階にある企業をサポートするための広範な枠組みを提供します。このサポートを提供するにあたり、本調査では、主要な成果物を次の3つのカテゴリーに分類しています: Define(定義)Identify(特定)Evaluate(評価)


Define(定義):
  • 現在提供されているOSの種類、安全性要件、およびそれらを取り巻くソーシングアプローチの定義

  • オープンソースOSの長所と短所に関する一般的な見解

  • オープンソースソフトウェア(OSS)プロジェクトを含むビジネスモデル分析によるOSベンダーのプロファイル


Identify(識別)※車両OSの動向を深堀分析:
  • より良いツールがOEMをより良いソフトウェアインテグレーターにする

  • OSの要件と調達モデルはどう変わるか

  • OEMとサプライヤーはどのようにコストを最小化し拡張性を最大化しながら、安全性/セキュリティ要件を満たすことができるか


Evaluate(評価)※提供する成果物は、調査に参加するOEMおよびサプライヤーによって異なる:
  • OEMのお客様には、OSサプライチェーンの専用レビューを提供し、リスクを特定しながら最適化の方法を評価することで、より包括的な戦略的提案を行う

  • サプライヤーのお客様に対しては、調査結果がお客様のロードマップや製品ポートフォリオにどのような影響を与えるかを評価し、リスク管理と機会の活用に役立つ提案を行う


本調査の主なメリット


本調査では、今日の車両OSの現状に関する深い洞察を提供するとともに、それらが将来どのように進化するのか、OSソーシングの手法にどのような影響を及ぼす可能性があるのかを理解することを目的としています。

本調査のターゲット:
  • 車載用オープンソースOSの成熟度の評価

  • 現在の市場におけるさまざまな車載OSの商業モデルの特定

  • これらのOSのOEMビジネスへの具体的なメリット、および採用に際しての課題の特定

  • 自社開発、サプライヤーとの契約など、OEMのOS調達の選好を分析

  • これらの選好が将来どのように変化する可能性があるかを検証

 

本調査ではさらに次のような項目をカバー:
  • 車両ごとにライセンスされたプロプライエタリOSからオープンソースベースのソリューションに移行することのメリットとリスクを測定

  • さまざまなプロプライエタリおよびオープンソースのOSとイネーブラの成熟度を比較

  • OSの調達に関して、OEMがBOMベースのコスト構造を好むのか、TCOベースのコスト構造に傾くのかを検証


本調査への参加方法、お問合せ先


車両OSは的を絞った取り組み、投資、パートナーシップを通じて急速な進化を続けており、それらを取り巻く現在のエコシステムを明確に把握することは、車両全体におかるOSの重要性が高まる中、OEMがSDV戦略を推進する上で役立ちます。同時に、OSのオープンソース化などの取り組みを通じて、このエコシステムがどのように進化し、SDVにとってさらに重要になるかを理解することは、OEMにとって戦略を強化し、将来を保証することになるだけでなく、サプライヤにとっては、より競争力のある製品を確保し、OEMのニーズに沿ったビジネスモデルを開発する上で不可欠です。

 

本調査「自動車用オペレーティングシステム(OS)の将来」は、急速に進化する自動車OSの状況や、お客様のビジネスにおける自動車OSに関するベストプラクティスを明確にすることを目的とし、詳細な調査とカスタマイズされた成果物を通じて、自動車OSの将来に関する洞察を提供します。本調査の費用は右記の通りで、日本円価格には日本語翻訳料金が含まれております。調査への参加を希望される場合は、2024年9月末日までに SBD Automotive ジャパン(Postbox@sbdautomotive.com)までお申し込みください。

 

SDVに最適なOSの選定や、SDVに焦点を当てた車両OS戦略の範囲および規模の定義の検討に関しては、SBD Automotiveジャパン (postbox@sbdautomotive.com) までお気軽にご相談・お問合せください。また本調査への参加方法や調査内容などについてご不明な点がございましたら、下記よりお問合せいただくか、直接担当者とのミーティングをご予約ください。



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