SBD Automotiveは、CESで新たなイニシアチブ「4S Mobility」を発表しました。これは、技術中心のモビリティから成果主導のモビリティへと業界全体がシフトする中で提案された新たなユニバーサルフレームワークです。このフレームワークは、業界全体の変革を推進するために、4つのS、Safe(安全)、Secure(セキュア)、Seamless(シームレス)、Sustainable(サステナブル)なモビリティに焦点を当てています。
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自動車業界を技術優先の考え方から成果主導のアプローチへと転換させることを目的とした新たなイニシアチブ「4S Mobility」がCESで発表されました。このイニシアチブは、4つのS:Safe(安全)、Secure(セキュア)、Seamless(シームレス)、Sustainable(サステナブル)なモビリティの成果を提供することに重点を置き、交通部門全体の意思決定と成功の指標を変革することを目指すものです。
4S Mobilityは自動車業界にとって極めて重要な時期に立ち上げられました。短期的な技術主導のハイプ・サイクルが続く一方で、消費者のロイヤリティは低下し、規制の圧力が増大、モビリティの目標はますます手の届かないものとなっています。 4S Mobilityは、これらの問題に対処するための統一されたフレームワークを提供し、意思決定において人、社会、地球を優先させる、明確で測定可能な成功の定義を提供します。
![Andrew Hart](https://static.wixstatic.com/media/f8c187_98fbf7fa7b3c420ea036d812ab824b17~mv2.png/v1/fill/w_936,h_1673,al_c,q_90,enc_auto/f8c187_98fbf7fa7b3c420ea036d812ab824b17~mv2.png)
SBD Automotive のCEO、Andrew Hartは次のように述べています。 「自動車業界は、次の大きな技術を追い求めることに何年も費やしてきましたが、その追求が消費者に意味のある価値を提供できないことがあまりにも多かくありました。4S Mobilityは、自動車に搭載された機能の数ではなく、その機能がもたらす成果によって成功が評価されるような、新たな道を提供するものです。」
以下に掲げる4S Mobilityの4つの柱は、OEM、サプライヤー、政策立案者、NGO、技術プロバイダーが成果主導の成功を追及するための共通の基盤となり、業界全体の協調を促進するとともに長期的な成長を支える役割を果たします。
Safe Mobility(安全なモビリティ):移動によって命や健康に対するリスクが生じない
Safe Mobility(安全なモビリティ):移動によって命や健康に対するリスクが生じない
Sustainable Mobility(持続可能なモビリティ):現世代の移動によって次世代に負担や不利益をもたらさない
Seamless Mobility(シームレスなモビリティ):困難さや不便さを感じさせることがない
4S Mobilityは、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の期間中、SBD Automotiveが開催したブレックファストセッション「2nd Annual Automotive OEM CES Breakfast Event」」で発表されました。20社の自動車メーカーから150人以上の自動車業界のエグゼクティブが参加した同イベントでは、CES開幕に先立ち、ネットワークの構築および、ビジョン共有の機会を提供しました。
![Kristen Siemen氏とHåkan Samuelsson氏](https://static.wixstatic.com/media/f8c187_a9fe85a6ce634964818b0862a512b0d7~mv2.png/v1/fill/w_980,h_1434,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/f8c187_a9fe85a6ce634964818b0862a512b0d7~mv2.png)
今年のプログラムはSBD AutomotiveのCEOであるAndrew Hartが主導し、GMの元チーフ・サステナビリティ・オフィサーである Kristen Siemen氏、Volvo Carsの元CEOである Håkan Samuelsson氏、AWS、HERE Technologies、Magna Internationalのビジョンを持つ面々など、著名な業界リーダーをパネリストに迎えました。
彼らは共に、モビリティの未来を形作る重要な課題に取り組み、より多くのコラボレーションと成果中心の意思決定の必要性を強調しました。
Kristen Siemen氏は次のように話しました。「CESの会場を歩けば、技術中心のイノベーションの例を数え切れないほど目にすることになるでしょう。しかし、OEMにとっての課題は、単に次の画期的な技術を生み出すことだけではありません。それは目的に根差した取り組みを続けることです。人々はしばしば、目的と利益を相反するゴールと見なしますが、それはどちらか一方ではなく、"and "なのです。OEMは今後数年間、厳しいトレードオフに直面することになるでしょうが、目的は創造性と革新の原動力となるアンカーとなり、コラボレーションが不可欠となることでしょう。競争によって進歩する分野もありますが、安全性、セキュリティ、持続可能性、シームレス性といった社会的価値を定義し、優先順位をつけるための共通言語も必要です。その役割を果たすのが、成果を中心に業界を結束させるフレームワーク、4S Mobilityなのです。」
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4S Mobilityは、成果、説明責任、長期的価値に焦点を当て、モビリティの未来を再構築するためのグローバルなムーブメントとして機能することを目指しています。4S Mobilityに参加する企業へは今後、専用ツールやコラボレーションプラットフォームへのアクセス等を提供する予定です。
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「私たちは単に新しいイニシアチブを立ち上げるのではなく、自動車業界の新時代を切り開こうとしています。分断された思考から統一された行動へと移行したいと考えており、業界全体からリーダーの参加を募っています。この取り組みを強化するために、今後数ヶ月の間に、4S Mobility Foundationの設立を予定しています。4S Mobility Foundationでは、様々な組織が結集消費者にとって最も重要な、Safe(安全)、Secure(セキュア)、Seamless(シームレス)、Sustainable(サステナブル)なモビリティの成果を定義、測定し、促進するすることを目指していきます。」とAndrew Hartは話します。